デコレーション商品が売れない理由のうち、もっとも多いのが、そもそも顧客が「その商品を知らない」ということです。 今の世の中では、新商品やサービスが常に登場しています。あなたも普段生活をしていて、次から次に新しい商品が発表、発売されるのを目にするのではないでしょうか? ファションデコレーター協会ではさまざまなデコレーター、デコアートデザイナー、デコレーションで副業や本業でされている方のご支援をさせていただく中で強く感じるのは、皆さん「デコレーションを作るのが好き」ということです。逆に言えば「売るのが苦手」とも言えるかもしれません。「もっと良い商品を作ろう」「もっと便利なサービスを作ろう」という情熱を持って、さまざまなデコレーション商品やサービスをどんどん作り出していきます。 そのような状況で数多くの商品やサービスが存在する市場の中で、自社のデコレーション商品を売るためには、まずは「知ってもらうこと」が第一です。これができなければ始まりません。「知ってもらう」ためのマーケティング施策のもっとも基本となるのは、ストレートにお伝えすると「広告を打つこと」です。 「広告」というと、テレビCMや雑誌広告のような、大企業が膨大な予算をかけて実施するプロモーション活動を思い浮かべる人もいるかもいるかもしれません。しかし、インターネットの普及により、昨今では、そのような大衆向けの広告手法だけではなく、細かくターゲットを絞って、低予算から始めることが可能な各種インターネット広告が存在します。例え予算の少ない個人事業主や中小企業であったとしても、きちんと戦略を立てて広告を実施すれば、効果的に世の中に「知ってもらう」ことが可能です。効果的な広告実施のポイントは、「お客様は誰なのか?(ターゲット)を明確にすること」です。膨大な予算があるのであれば、何も考えずに広く大衆向けて広告を実施すれば良いかもしれませんが、ムダに費用をかけずに効果的に広告を実施するためにも、自社の商品やサービスを深く理解した上で、適切なターゲットにだけ的を絞って広告を実施することが重要です。