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そんなに単純ではない!

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以前お伝えした。2つの「売れない理由」を改善できれば、デコレーション商品は必ず売れます。と言いたい所なのですが、実際はそんなに単純ではありません、売上のプラスになる事は間違いありませんが、残念ながら(必ずしも⤴売り上げが上がる)という訳ではありません。 経済学では、人間は、経済的合理性に基づいて個人主義的に行動する(経済人(ホモ・エコノミクス)のため、いかなる状況下においても、合理的な意思決定を行うと考えられていました。(デコレーション商品購入した。)という場面で考えると、単純に(機能面・情緒面の両面において、より良いと判断した物を合理的に購入した。)ということです。 しかし、みなさんも感じていらっしゃる通り、実際の人間はそんなに単純ではありません。人間は、必ずしも合理的な意思決定を行わず、非合理的な意思決定を行う場合もあります。たとえば、(機能や値段は①の方が優れているけど、みんなが②を購入しているので仲間はずれになるのが怖いから②を購入してしまった。)(これまでずっと同じ商品を購入してきた意地があるので、機能も値段も悪いけど③の購入を続けている)(④を購入するつもりで店舗に入ったのに、素敵な販売員さんに勧められたから、いつのまにか⑤を購入した。)などです。 合理的な施策が必ずしも成功する訳ではないというのが、マーケティングの難しい所でもあり、オモシロイ所でもあります。マーケティングにおいては、(絶対的な成功の方法)というのは存在しません。実施した施策に対して、結果を分析して、常に(なぜ売れたのか⁉)(なぜ売れなかったのか⁉)を顧客視点で突き詰めて考え続ける=(マーケティング思考で物事を考える)ということがとても大切です。 私は職業柄、自分が何かを購入したいと思った時に、(なぜそのように思ったのか⁉)その様な事を、その場ですぐにスマホにメモをして保存をしています。(電車の中で広告を見て興味をそそられたから)(興味がある著名人が良いといっていたのを思い出したから)(いろいろな事を検索していたら興味を持ったから)(パッケージがかっこ良いから)(販売員さんの感じが良かったから(セール価格で販売していてお得だったから)(過去にそのメーカーの商品を買ったことがあって、良い商品だと感じたから)・・・など、(ただなにげなく)で終わらせるのではなく、実際にスマホにメモを取り保存しておくと、(商品を購入したい)という行動の背景に、実はさまざまな原理原則があることに気づくと思いますみなさんも、ぜひ楽しみながら(マーケティング思考)で世の中を見て、色々とマーケティング施策を工夫してみてください。必ずや売上の向上につながっていくはずです。